現場の誇りを、着る。— HAYASHI TK ノベルティグッズ製作記
HAYASHI TK — Company Blog
ユウ ハヤシテッコウジョ — 群馬県
ものづくりの記録

現場の誇りを、着る
鉄工所発、オリジナルTシャツ
製作の記録。

鋼構造物をつくる会社が、なぜTシャツをつくるのか。 その答えは、鉄骨という仕事への誇りと、 もっと多くの人に「鉄工所」を知ってほしいという想いにあります。

2026年 林鐵工所 / ユウ ハヤシテッコウジョ Company Story
01 — Concept

「鉄骨屋」を、もっと知ってほしい。

私たちの仕事は、建物の骨格をつくることです。ビルや工場、橋梁の内側に隠れた鋼の骨組み——それを設計図通りに加工・組み立てるのが鉄工所の仕事です。しかし、完成した建物を眺める人々の目に、私たちの仕事が映ることはほとんどありません。

コンクリートに包まれ、外壁に隠れ、天井に覆われた鉄骨は、見えない場所で建物を支え続けます。それが誇りでもあり、同時に「鉄工所」という職業が広く知られていない理由でもあると、私たちは感じてきました。

鉄骨が建物を支えるように、私たちの技術が未来を支える。
それぞれの工程がつながり、ひとつの構造物になる。

HAYASHI TK — Brand Concept

このTシャツは、そんな想いから生まれました。溶接、高力ボルト、H形鋼、角型鋼管——私たちが日々扱う素材と技術をモチーフに、「鉄工所の仕事ってこういうことなんだ」と感じてもらえるノベルティグッズを作りたかったのです。

社員が誇りを持って着られるもの。取引先や施主へのギフトとして渡せるもの。そして、偶然目にした人が「これ、なんのTシャツ?」と興味を持ってくれるもの。そのすべてを目指して、デザインを考えました。

4
Designs
鉄骨工事を代表する
4つのモチーフ
2
Colors
ディープブラック
ナチュラルの2色展開
8.1oz
Cotton 100%
現場でも使える
タフな厚手生地
02 — Design

4つのモチーフが語る、鉄骨の世界。

デザインのテーマは「線画」です。精密な図面のように、ひとつひとつのモチーフをシンプルな線で描き出しました。職人が墨を打ち、鋼材に線を引いて加工していくように——私たちの仕事の本質は、正確な線の積み重ねだと思っているからです。

カラーは、ボディカラーの「ディープブラック」に対してプリントに「サンドベージュ(マット)」、「ナチュラル」ボディには鮮やかなオレンジやピンクを組み合わせました。鉄骨の無骨さと、職人技の繊細さ。その両方を表現するための配色です。

ARC WELDING Tシャツ
01 — ARC WELDING
溶接工
アーク溶接
鉄骨製作の象徴といえば、やはり溶接です。ヘルメットを被り、前傾姿勢で鋼材に向き合う溶接工の姿。弧を描くアーク放電、飛び散るスパーク——動きと迫力を線画で表現しました。職人の技と集中力が、1枚の絵に凝縮されています。
Build the core.
HIGH TENSION BOLT Tシャツ
02 — HIGH TENSION BOLT
高力ボルト
F10T 高力六角ボルト
鉄骨接合の要が、高力ボルトです。「F10T」の刻印が入った六角ボルト・ナット・ワッシャーのセット。アイソメトリック(等角投影)で描くことで、機械部品としての精密さとリアリティを表現しました。建物1棟に数千本使われる小さな主役です。
Tighten the structure.
H STEEL BEAM Tシャツ
03 — H STEEL BEAM
H形鋼(はり)
鉄骨梁・構造部材
建物の水平方向を支える梁として使われるH形鋼。上下のフランジと、それをつなぐウェブからなる断面がH字型に見えることから「H形鋼」と呼ばれます。立体的なアイソメ表現で、構造材としての存在感と力強さを表現しました。
Support everything.
STEEL COLUMN Tシャツ
04 — STEEL COLUMN
角型鋼管(柱)
Box Column / 鉄骨柱
建物の垂直荷重を支える柱には、角型鋼管(BOX)が多く用いられます。ベースプレートとアンカーボルトで基礎に固定される様子を、図面的な線で描きました。「Stand strong.」——まさに建物の根幹を担う存在です。
Stand strong.

4つのモチーフはそれぞれ独立したデザインですが、同じ線画スタイルで統一されています。4種を並べると、鉄骨工事の工程——材料の加工、組み立て、接合、建て方——の流れが見えてくるような構成を意識しました。

03 — Knowledge

知れば知るほど、面白い。
鉄骨製作という仕事。

「鉄工所」という言葉を聞いて、具体的な仕事のイメージが浮かぶ方はどれほどいるでしょうか。建設業界の中でも、とりわけ鉄骨製作という専門分野は、一般にはなかなか知られていないのが現実です。

私たちの会社では、設計図(製作図)をもとに鋼材を加工し、溶接・ボルト接合で組み立てた鉄骨を現場に届けます。ビルの柱や梁、工場の架構、大型倉庫の骨格——そのすべてが、工場内での精密な作業の積み重ねによって生まれます。

鉄骨製作は、物づくりの最初の一手です。
設計の意図を正確に形にし、現場に届ける。
その精度が、建物の安全を左右します。

HAYASHI TK — 林鐵工所

鉄骨ができるまで — 主な工程

Step 01
製作図の確認・材料手配
構造設計図をもとに作成された製作図を精査し、必要な鋼材を発注します。H形鋼・角型鋼管・鋼板など、部材ごとに材質・サイズが厳密に指定されています。
Step 02
現寸・加工(切断・穴あけ・曲げ)
鋼材を図面通りの寸法に切断し、ボルト孔の穴あけや折り曲げ加工を行います。「現寸」とは実際の寸法で確認する作業のこと。ミリ単位の精度が要求される工程です。
Step 03
溶接(アーク溶接・半自動溶接)
切断・加工した部材を組み合わせ、溶接で一体化します。溶接部の品質は建物の強度に直結するため、溶接士には公的資格(JIS溶接技能者等)が必要です。スパークが飛ぶ光景は、鉄工所の日常風景です。
Step 04
高力ボルト接合・検査
工場で製作した鉄骨を現場で建て方(組み立て)する際に高力ボルトで接合します。締め付けトルクの検査も現場の建て方工程で実施されます。F10T(引張強さ1000N/mm²クラス)の高力ボルトは、摩擦接合によって強力に部材同士を締結します。
Step 05
塗装・出荷
錆止め塗装を施したうえで、寸法・溶接品質の最終検査を実施。合格した製品を現場の建て方スケジュールに合わせて出荷します。工場を出た鉄骨は、現場で空へと立ち上がっていきます。

このような工程を経てつくられた鉄骨が、皆さんの身近にある建物の中に眠っています。次に大きなビルや工場を見かけたとき、その骨格に思いを馳せてもらえたら——このTシャツが、そんなきっかけになれば嬉しいです。

用語 意味と解説
H形鋼(H鋼) 断面がH字型の鋼材。梁や柱として広く使われる最もポピュラーな構造材。上下のフランジと中央のウェブで構成される。
角型鋼管(BOX) 断面が正方形・長方形の鋼管。閉じた断面形状が強度に優れ、主に柱として使用される。「コラム」とも呼ばれる。
高力ボルト(F10T) 引張強さ1000N/mm²以上の強力なボルト。「F10T」はその規格を示す。摩擦接合によって鉄骨部材を強固に締結する。
アーク溶接 電気的なアーク放電の熱で鋼材を溶かして接合する溶接法。鉄骨製作で最も広く用いられる接合技術。
現寸(げんすん) 図面を実寸大で確認・罫書きする作業。複雑な形状の部材を正確に製作するために欠かせない工程。
ベースプレート 柱の下端に溶接された鋼板。アンカーボルトで基礎コンクリートに固定することで、上部の荷重を基礎に伝達する。
HAYASHI TK STORE

現場の誇りを、
あなたの日常へ。

Tシャツはオンラインショップ「SUZURI」にて販売中です。 ディープブラックとナチュラルの2色、4デザイン。 1枚からご注文いただけます。

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ユウ ハヤシテッコウジョ
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